RECARO の人間工学

rec015RECARO の人間工学
世界に先駆け人間工学の見地を自動車用シートに採用したレカロ独自のシート哲学。そのすべてのレカロシートに共通するドライビングコンフォートは、人間工学にもとづくレカロシートの基本構造から生み出されています。
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一般的なクルマのシートをわかりやすく表現すると「パイプベット」と比喩することができます。シートのフォルムを型取る外郭フレーム(骨組み)に左図のようなSバネとウレタンパッドを組み合わせるのが一般的です。パイプベットの場合、個人差もありますが長時間に渡って使用すると腰を中心に身体の節々が痛くなる傾向がよく見られます。
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一方でRECAROシートはというと高級プレミアムベッドに比喩することができます。RECAROシートのスタンダードは、フレームに身体全体を面で支えるパネル構造を採用しています。このパネル構造に組み合わせるウレタンパッドも一般的なものよりも型くずれしにくい高密度・高品質のものを独自に開発しています。まずは、この構造上に大きな違いが挙げられます。
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次に重要となるのが、RECAROシートの全体フォルムです。電車や映画館のシート、学校の椅子など長時間座っているとおしりが前すべりするものが多々あります。RECAROのシートでは、まずこの前すべりというのが全くありません。この違いは、シート全体のフォルムに起因しています。人間工学などから学んだRECAROのシート哲学では、シート全体のフォルムを緻密に設計していくことで骨盤を三方向から支持することを大前提としています。骨盤が転がらずに正しく起きた状態で固定されると骨盤から伸びる背骨のラインが常に正しい状態(ゆるいS字カーブ)に保たれるようになります。「背筋を伸ばして」と言われたときに骨盤をぐっと起こすような感覚です。
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それがRECAROシートの基本的な着座姿勢となります。逆に骨盤が寝た状態というのは、猫背になりやすく腰痛や肩凝りなどの原因にもなります。RECAROシートのシートクッションにある1本のラインは、まさに坐骨結節(座ったとき臀部で最も体圧の掛かる部分)の位置を示しています。肩、脇、背骨の腰椎部、骨盤、大腿部など身体の各部位をシートがサポートするように設計していくと自然と座ったときの姿勢が固定されるようになります。これによりたとえクルマが左右前後に振られても身体をしっかりとサポートして正しい着座姿勢を保持します。運転しながらハンドルにしがみついたり、手足で踏ん張ったりすることが必要なくなり身体への負担を大幅に軽減します。
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さらには先に述べた高密度・高品質のウレタンパッドが型くずれしにくいことから、長距離・長時間座っていても「正しい着座姿勢」を保持することが可能となります。正しい着座姿勢は、疲労抑制および腰痛予防に寄与するだけではなく、クルマを運転する上での快適性を高めることでより運転に集中することができるようになります。それが大きくは安全運転にも繋がっていきます。RECAROシートと言えばスポーツドライビングのシートというイメージが一般的でもありますが、その真実は「長距離・長時間の運転でも優れたドライビングコンフォートを実現するプレミアムハイパフォーマンスシート」というのが基本コンセプトとなっています。