Car Goods Magazine 編集長 倉嶋 源 氏

ce010<2011.11.21>
家よりどこよりもクルマの中にいる時間が最も長い毎日。

Car Goods Magazine 編集長 倉嶋 源 氏

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Q. カーグッズマガジンにはどんな読者の方が多いですか?

意外と思われるかもしれませんが、カーグッズマガジンという雑誌は、一度スポーツドライビングやカスタマイズなどを卒業したけれど、卒業しきれないようなクルマの情報に熱心な方がとても目立つんです。年齢的には、30代後半で、平均年齢で言うと39.4歳ぐらいです。常に「何かを欲しい」という方が多いように思います。これが欲しいというのがハッキリしているのとは少し違って、どちらかと欲しいものを探しているという感じでしょうか。もっぱら興味の対象となっているのは当然ながらクルマで、割とカーグッズマニアですよね。もともとは10~15年前にクルマを趣味の対象としてお金をかけていたけども、仕事やら結婚やら何かの理由で離れてしまった人というのが多いように思います。それでもやっぱりクルマが好きで、何かできることを探しているんだと思います。雑誌としてもそういったクルマやカーグッズへの熱をもう一度呼び覚ますような後押しができればいいなと考えながら雑誌づくりをしています。
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そういう読者層を考えるとつい普段の生活とクルマを繋ぎ合わせるようなテーマが中心となっていくんです。自分個人のために高額な商品というのは中々手がでないと思うんですが、「家族のためになって、自分の物欲もそこそこ満たせるもの」っていうのが中心ですね。例えば、カーナビだったり、空気清浄機みたいなものだったり、レカロさんのチャイルドシートだったり。それから夏のドライブのための快適グッズや冬のメンテナンスグッズだったりします。そういう意味では、レカロさんのシートと言えば、スポーツドライビングという側面だけではなく、ロングドライブの快適アイテムとしてこれまでも度々紹介させていただいてきました。レカロさんのシートは、タイヤと上手く組み合わせたりもすることでクルマの快適性をものすごく高めることができるモノだと思います。高額かもしれませんが、自分のため、家族のため、おススメできる商品ですよね。

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Q. 倉嶋さんご自身もカーグッズには興味があったんですか?

そうですね。興味はありました。以前、チューニング系の某有名雑誌の編集部にいたんですが、その頃から事あるごとに企画を出していましたね。正確に言うと「チューニングやカスタムではなくても、クルマって十分に愉しむことができる」という風に思っていました。元々は、そんなにクルマが好きじゃなかったというのが正直なところです。クルマ雑誌の出版社に就職したのも志望動機はクルマではなく、モータースポーツへの興味からでした。実は会社に入る前は、そんなにクルマを必要だとは思っていなくて、所有もしていなかったんです。就職して、チューニング系の雑誌編集部に配属されたら、とてもおもしろい世界だと思うようになりました。それからは半年に1度はクルマを買うくらいにのめり込んでいってしまいました(笑)。その当時は、買い換えではなくて、増車に次ぐ増車でした。ピークでは6台も所有していました . . . (笑)。
logo001Q. これまでどんなクルマを所有してきましたか?

最初は、トヨタのMR2でした。チューニング系の雑誌を編集していたという理由だけでした。それから2台目にフィアットのパンダです。高速の料金所でクルマが止まったらしく、捨ててきたから取りに行ってくれるならあげるよって言われて取りに行きました(笑)。3台目がホンダのシティカブリオレ。4台目がシトロン。そこからミニバンやGT-Rみたいなクルマとか、クラウンみたいなセダンなど、どんどん増えたり減ったりして、少なくても20台ぐらいはありますね。結局、色々と乗り重ねましたが、パンダ、シティ、シトロンの3台が今でも手元にあります。全部、古いクルマばかりです。結局、10年以上経っても嗜好が全然変わってないんでしょうね。
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この業界には珍しく、クルマをモノとして見ているところがあるのかもしれないです。ひとつの道具としてこういう目的でこうクルマに乗るのなら、このクルマが愉しいって . . . そういう感覚だと思います。 結構、「クルマはこうあるべき」というように思われる方って多いと思うんですけど、もうひとつの見方もあると思います。例えば、年配の方が「クルマはセダン」って思ったりすると、どうしても行動範囲とかも限られてしまうと思いますし、道具でないとすると趣味の対象に限定されてしまうと思います。クルマをクルマと思わないような時代がきっともうすぐ来ると思うんです。電気自動車なんかもありますし、そうなっていくと過去のライフスタイルや嗜好が随分と変わっていくんじゃないでしょうか。人それぞれだと思うので、選択肢の幅が広がれば、それぞれにより合致するクルマが必ずあると思うんです。
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Q. 倉嶋さんにとってクルマとは?

家よりもクルマの中にいる時間が長いかもしれないんで、「家」ですね。クルマがそんなに好きじゃないって思っている部分もありますが、これだけクルマと一緒に生活していて、クルマに乗っているか、クルマに関連するグッズの原稿を書いているかの生活ですから . . . やっぱり好きなんでしょうね(笑)。