クルマ x 人 x RECARO

mag08【VOL.03】 ヒト x クルマ x RECARO

RECAROシートは万能シートか否か。ストレスなく正しい姿勢で座ることができるシートであるということ。運転中の身体に掛かる負担を軽減できるシートであるということ。すべての人に対して万能シートになり得るということは否定しない。但し、無条件に「万能」という訳にはいかない。たとえRECAROシートであってもストレスを感じる人は必ずいる。ヒト x クルマ x RECARO。この組み合わせが最も重要です。

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RECAROシートが万能になり得るために重要なことが2つあります。ひとつは、RECAROシートそのものが絶対的なものであること。絶対的なものとは、”ヒトがクルマを運転するために必要と考えられる正しい着座姿勢が保持できるシート”であるということです。もっと丁寧に表現すると、正しい姿勢で座ることができて、かつ長距離・長時間の運転でもその正しい姿勢がくずれることなく快適に保持されることとなります。

 

2015年1月、”クルマ好き”を対象にアンケート調査を行いました。回答数は5000人。同じ質問を2012年と2013年にもそれぞれ3000人づつ実施。合計1万人以上。その結果、半数50%を超える人が運転中の腰痛を、4分の1の人が首や肩の疲れを経験していると回答されました。20代から30代までの人であれば、腰痛を経験しているという数値が5%から10%少なくなるものの、首や肩の疲れを経験しているという数値が5%から10%多くなります。先に述べたようにこのアンケートは”クルマ好き”を対象に実施しています。ショッピングモールのようなクルマ好きを特定しない一般的な場所で同様のアンケートを実施すると腰痛を経験したことのある人、そして首や肩の疲れを経験したことのある人は、それぞれ10%から15%増加します。

 

腰痛の原因の多くは、椎間板に負担の掛かる湾曲した背骨の状態(一般的には猫背 . . . )をある一定時間続けることで起きているのが多いと考えます。背すじを正しく保持するには、腹筋や背筋が十分か否かという点もありますが、ここでは背骨の始点となっている骨盤が正しく起きた状態で座ることが出来ているかどうかという点に注目していただきたい。新幹線のシートや飛行機のエコノミーシート、映画館のシート、リビングのソファで、ずっと同じ姿勢を保持できるか否か考えてください。おしりがズルズルとなりませんか?おしりがズルズルと前すべりすると背骨はそのまま猫背となり腰痛を引き起こします。何度も座りなおすことが多い人ほど腰痛になりやすいと考えられます。RECAROでは、この骨盤の前すべりを抑制し、きちんと起きた状態で座ることができるシートの性能をとても重視しています。骨盤を安定するのには、単にシートの形状だけではなく、背もたれとシートクッションに使用されるウレタンフォームの性質やヒーシートを構成する様々な要素が関与しています。この骨盤の前すべりを抑制し、かつ長距離・長時間の運転でも型くずれすることなく正しく保持するという性能は、RECAROシートが万能シートになり得るための前提条件です。

 

一方で、人の体型や体格はそれぞれ異なり、手足の長さや骨盤の形状、さらに筋肉の付き方もマチマチ。そこで”ヒトとRECARO”が登場します。RECAROシートのラインアップには、タイトなものもあれば、ゆったりしたものもあります。シートクッションの深さを長くしたり、背もたれの腰の部分を膨らませたりと調節することができるモデルもあります。シートは、あくまでオートクチュールとは異なるため、基準となる平均値があり、その平均値から遠くなればなるほど”ヒトとRECARO”の相性が乖離していきます。体型や体格といった物理的なものだけではなく、ひとりひとりシートに感じるストレスがどこにあるのか、そのストレスをRECAROのどのモデルが解消してくれるのか、その人にしかわからない感覚的なものも重要となります。それを自身の身体でしっかりと確かめながら自身に合うモデルをセレクトすることも重要となります。その中で、身長がものすごく低かったり、高かったり、体格が細身過ぎることで、他の一般的なシートがそうであるように、たとえRECAROであっても万能とはならないケースもあることを理解ください。

 

次に重要となるのが、”ヒトとRECARO”の相性がクルマとどうかという点です。クルマであれば、スポーツタイプもセダンもミニバンも軽自動車もすべて同じかというと異なります。どんなクルマも同じ姿勢で同じような位置に座るかというとそうではないです。ハンドルやペダルの位置、フロントガラスの向こうの視界も異なります。さらに正しい位置に座っているときの”肘”や”膝”、”腰”の角度も大きく異なります。スポーツタイプであれば、身体は伸びることが多く、ミニバンや軽自動車のタイプであれば、身体は多めに屈折していることが多いと思います。姿勢が変わることで身体に掛かるストレスも変わってきます。つまり”ヒトとRECARO”を見極めるストレスの部分が変わる=シートに求める性能も変わると言えます。その変化もヒトそれぞれ。

 

RECAROシートは万能か否か?RECAROのシート単体における性能は、自信をもってすべての人に万能と言いたい。それでも年齢性別・体型体格など、すべてを超越してすべての人に万能とはけして言えません。またクルマとの相性もとても重要です。ただ、いずれも何か比較対象をもって、またストレスを感じるところを意識していただければ、RECAROシートは多くのヒトにとって満足いただけるものとなります(言い換えればシートの素材が良くなければ、人とクルマとの相性に関係なくけして快適にはならないと . . . )。

ヒトとクルマとRECARO。ベストな組み合わせを選ぶ最大のコツは、RECAROシートの取り付けに多くの実績をもつRECAROの正規取扱販売店にしっかりとご相談いただくことです。販売店ごとに得意とされているメーカーや車種が異なる場合もあります。同じシートであっても、取り付け時にほんの数ミリのスペーサーを足すことで、より”ヒトとクルマとRECARO”相性が良くなることも多々あります。つまり ”ヒト x クルマ x RECARO x 販売店”、これが究極のRECAROの正しい選び方です。