販売店インタビュー Vol.10

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<2011.11.24>
10年後を後悔しない。ジムニーもレカロもそういうもの。
アピオ 株式会社 代表取締役 河野 仁 氏

〒252-1124 神奈川県綾瀬市吉岡651番地 電話番号:0467-79-3732

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Q. 河野社長がこの仕事に就いた最初のきっかけは何ですか?

当時、私は大手家電メーカーで工業デザインの仕事をしていました。工業デザインの世界では、どこかに無理があるとそのまま無理な形になってしまいますが、すごく自然で機能的な形に仕上がると俯瞰してみたときに納得できる形になります。工業デザインとは、商品を機能的、且つシンプルに美しくデザインしていくのが仕事です。あるとき、ラリーをきっかけにして、アピオの創業者である現会長の尾上に出会いました。尾上はオリジナルパーツのデザイン、そして商品開発ができる人材を探していました。それで工業デザインの仕事をしている私が誘われたということです。
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Q. 河野社長はすぐに決断されたんですか?

実は子供のころからものすごくクルマが好きでした。映画とか父親の影響とかもあって、とにかくクルマでドライブすることが大好きでした。近所へ行くのにクルマに乗る、それだけでも十分愉しかったです。早く大人になってクルマを運転したいってずっと思っていました。尾上に誘われたとき、実は迷いました。趣味を仕事にするというのは良くないというのが頭の中にあったからです。でも20代でしたし、そんなに先を見ているわけでもなかったからか、流れにまかせてアピオで働くことを決めました。
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Q. アピオで働き始めたころはどんな風に仕事されていました?

当時はワープロしかない時代。オリジナル商品を企画するのも、あらゆるデザイン業務を手書きで描いたりしていましたよね。しばらくして、自費でMAC、スキャナー、プリンターなどを買い込み、後輩のデザイン事務所に聞きながら仕事をしていました。それまでだったらラフスケッチに着色してどんな色にしましょうなんて話していたのを、Photoshopでカラーリングして尾上に見せました。そうしたら尾上がすごく驚いて、それで会社としてMACを購入してもらいました!その後、ホームページ作成ソフトなんかを使ってホームページを立ち上げました。楽天とかそういうサイトが全くない時代ですよね。立ち上げてすぐのころは、毎月数十万ぐらいの売上でした。ステッカーぐらいは買ってもサスペンションとかになるとネットで購入することもないだろうと思っていました。でもそれからわずか数ヵ月後には月商100万ぐらいの売上がインターネットであがるようになったんです。
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Q. 河野社長が考えるジムニーの愉しみ方ってどんなものだと思いますか?

今の時代は高級車がステータスだった時代とは違うと思います。大きな四駆のクルマからジムニーに乗り換えるお客様がたくさんいます。ジムニーにはものすごくインテリジェンスを感じます。例えるなら、旅行に行くとき大きなカバンにたくさんのモノを詰めて出かけるよりも、小さなカバンに上手く整理して詰め込んで出かける方がすごくスマートに見える。ジムニーってそんな感じですね。それにジムニーというのは素材としておもしろいクルマだと思っています。ノーマルでもおもしろいと思いますが、カスタムして味付けすることでその濃縮度が高まります。それにアピオのコンプリートカーのままでモンゴリアラリーを完走できる実力ですから、性能的にはかなりオーバースペックなクルマですよね。オーバースペックであるという事は、いざという時のマージンがあると言う事なので、気持ちの上でもゆとりとなりどんな地形でもどんと来いという心強さにつながります。
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Q. 来店されるジムニーのお客様はどんなお客様ですか?

大きく二つのグループになります。ひとつは、すでにジムニーの事をよく知っていて、少しづつカスタムしていく事を楽しまれるお客様。そしてもう一方は他車からの乗換えでコンプリートカーを選ばれるお客様です。コンプリートカーを選ばれるお客様は、まだ知らないジムニーの世界をマニアックで敷居が高いものと感じていらっしゃいます。そこでアピオではフランス料理店のシェフお薦めコースのように幾つかのコンプリートカーをご用意して初めての方でもわかりやすいように門戸を広げています。
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Q. そんなジムニーとレカロに共通する部分って何か感じますか?

レカロの場合、長く使いたいと思います。ジムニーも同じです。端的に言うとあきない事ですね。あきないということは、愉しいということ。今の日本のクルマが昔ほど元気がないとすると、それは便利だとか楽だとか、安全とかが重要だったりするからだと思います。移動が目的だとすると、楽だとか安全という基準でその交通手段を選ぶともう新幹線には勝てないですよ(笑)。もっと運転することの愉しさを考えたいですよね。レカロにすると運転が愉しくなる。ジムニーに乗ると運転が愉しくなる。それが共通する部分でしょうね。アピオでは「10年後を後悔しない」というフレーズを使っています。ジムニーってそういうクルマだと思っています。レカロも同じです。世の中似て非なるモノにあふれていますが、それが本物かどうかという事を見極める目がある方が選択されているという事が共通項ですよね。
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納車の際にトラベラーズノートという旅ノートをプレゼントしています。このノートのコンセプトは「日常を旅する」というノートですが、私はこのコンセプトに共感してお客様にもこのノートとそしてジムニーで日々の日常でさえもワクワクするような時間を過ごして欲しいとお渡ししています。これにレカロシートが加わればさらに旅も日常も素敵な時間、そして思い出になると思います。