販売店インタビュー Vol.15

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<2012.03.24>
本当に良いと思うものをお客様に紹介したい!
Kansaiサービス 代表取締役 向井 敏之 氏

〒632-0111 奈良県奈良市小倉町1080 電話番号:0743-84-0126

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Q. 社長がこの業界に入ったきっかけとは何でしょうか?

私は3月生まれなので周りより免許を取れるようになるのが遅い。ある時、先輩にその話をしたら「免許がなくても乗れる」と言われ15歳のときからモトクロスを始めたんだ。当然、お金もない歳で始めた訳だからバイクをいじるのも全て自分でやっていたんだ。18歳になってからクルマの免許を取り、それからはラリーやジムカーナを走るようになった。今と違って普段自分が乗っているようなクルマでサーキットを走れることができる時代ではなかったけど、ジムカーナとかであれば何とか走ることができてね。その頃から先輩や友達の車両をいじっていたんだ。
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それからしばらくしてレースが好きだったからフォーミュラーのメカニックに入った。その後、24歳を過ぎて結婚して、25歳の頃に自分の店をはじめたんだ。レースの世界が好きで、レースのクルマばかりをいじり、レースをするためにずっと店をやっていたようなもんだったなあ。ラリー、サーキット、メーカーのテスト参加、いろんなことをやらせてもらった。ダートトライアルのレースで優勝して、日本一にもなってもういいだろうって頃になって、そのときHKSの店になるような話があったんだ。HKSの奈良っていうのは好まなくて冗談半分で関西全部と話したところ「それでいい」ということになってそれでHKS関西という名前になったんだ。今はHKSを離れて関西サービスとしてやっているんだけどね。
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Q. レース好きの社長が今も大切にしていることは?

私はずっとレースをしてきた。そのせいからか、新しい部品。新しいクルマ。いつも自分たちが実際に使って、すべてのデータを取り、その中で良いものだけをお客様におススメしている。走っては壊して、走っては壊して。そうやって何度もテストを繰り返し、データを取る。私もそして店で働くスタッフもみんなクルマが大好き。うちのお店に来るお客様もクルマが大好き。だから長く乗るためにいいものを紹介したい。そのためにはどれだけ引き出しを持っているかということが大切。そのためにもとにかくどんな部品もきちんと自分たちで使いながらテストデータを収集していくことを大切にしているよ。そうやって良いと思うものだけをお客様にご紹介していく。レカロもそう。シートであればレカロ。メーカーがしっかりしていて、きちんとサポートしてくれるブランド。自信をもっておススメできるブランドだよね。
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Q. どんなクルマづくりを考えていますか?

早いことがすべてではないと思っている。レースで大切なことは、最終的にドライバーが乗れるクルマを作るということ。乗る人に合わせてチューニングを詰めて行くんだよね。それはお店でも同じ。いろんなお客様がいる。お客様がどうしたいのかということがとても大事。タイムをだしたいのか、ストリートを愉しみたいのか。だからうちのスタッフはまずお客様にどんなふうにクルマを使われるのかをまず聞くよね。特にストリートのクルマを仕上げて行くということはもしかしたらサーキットを走らせるクルマより難しいところもあるんだ。サーキットでは車高を下げれてもストリートでは車庫にすら入れないということもある。ミッションを硬くしすぎるとお客様の奥様が運転したときに運転できなくなる。いいところは残して、でもその中でいろんなことをやっていく。関西サービスがつくるクルマは誰が乗っても愉しいクルマじゃないといけないんだ。
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うちの店では、すべてのお客様に対して所謂クルマの診断書というのを作っているんだ。雑誌なんかでも何度も紹介されているんだけど、薬の処方箋と同じだよね。お客様が来られていつ誰が対応しても、これまでどんなパーツを使って、どんなことをして、誰がやったのか、すべてわかるようになっているんだ。もし私がぽっくりいったとしても誰かができるようになっているんだ(笑)。何よりもお客様。ひとつひとつお客様と一緒にクルマを育てて行きたい。お客様がクルマを手放すまでメンテナンスを含めて最後までずっと一緒に面倒を見させてもらいたい。すべてお客様と一緒にクルマの愉しみ方を共有したいという思いから . . . 。
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Q. 社長は今後のこの業界についてはどう思いますか?

これから時代もどんどん変わるよね。だから時代に対応していかないといけない。ハイブリッドや天然ガスなんかもどんどんでてくるよね。電気自動車もゆくゆくは勉強しないといけないね。私たちは技術者だから新しいものにはわくわくする。三菱のi-MiEVが発売されたときにも取説と修理書をすぐに取り寄せて勉強したね。インフラが整備されていけばまだまだクルマ業界もよくなっていくよ。勉強の毎日だね。でもやっぱり技術者だからエンジンが好きだね。音がして、加速して、目で見て、身体が動いて、五感が動く。全部が常に動いている。そういうのが愉しいし、好きだよね。
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今度、86とBRZというクルマが発売になる。関西サービスではマニュアル車とオートマッチク車の両方を購入。今後はテストして、データをとっていいクルマを作って行きたい。86の試乗会に行ったんだけど、最初にオートマチック車に乗ったよ。ミッションだったらある程度想像できるんだ。でもオートマチック車のシフト、コーナーでの挙動などいろんなことを感じたかった。オートマッチック車にはそれなりの愉しみ方があると思う。ツアラーとしての楽しみを見つけて行きたいね。