こだわりラボ KODAWARI LABO

レカロシートの選び方〜サーキットから公道へ〜
RS
「RS-G vs TS-G」  RECARO独自の理論によって生まれたレーシングシェルの本質
フルバケットシートというと多くの人がサーキットなどで使用するためのシートと想像します。軽くて強くて安全。体全体を拘束するかのようなホールド感。それがフルバケットシート。サーキットを走るためのクルマづくりでシートに求められる役割とは何かと考えるとそれは当然のこと。一方で、フルバケットシートの意味というのはそれだけではありません。フルバケットシートとは、言うなれば純粋にクルマの運転を愉しむためのシート。クルマの運転が上手くなくてはおもしろくない。運転してひどく疲れてしまうようでもおもしろくない。上手に運転ができて、長距離・長時間運転しても疲れないとなれば、クルマを愉しむことができます。運転が上手くなるために重要なこと。それは如何にして運転に集中するかということ。クルマの事故発生原因で最も多いのが不注意によるもの。運転技術によるものよりも確実に多い。ではそのために必要な性能・機能とは何か。まずはドライバーを正しい着座姿勢へ導くということ。次にそのポジションをどんな状況下においても保持するということ。さらに運転中の疲労を抑制するということ。この3つが考えられます。この3つの要素は、実はクルマのシートに求められる理想であり、すべてのRECAROシートに共通するものでもあります。フルバケットシートとは、特にこの3つの要素を極めたシート。つまりサーキットか公道かに拘らず純粋にクルマの運転を愉しむためのシートです。

サーキットでも公道でも使用できるフルバケットシート。RECAROが国内市場向けに日本独自で開発したのがRS-GとTS-G。競技専用フルバケットシートと比較した場合、まずは乗降性に配慮したサイドサポートの形状と幅広い車種への装着を可能にするコンパクトなショルダー幅という2つの特徴が挙げられます。ショルダー幅は、従来モデルのSP-Gと比較しておよそ50mm小さい540mmで設計。さらに両モデルの最大の特徴は低ヒップポイント。これもある一定の条件下において測定した場合、SP-Gと比較しておよそ33mmも低い。これらはすべて市場ニーズに対応したもの。サーキットなどのスポーツドライビングも愉しみながら、公道を走る日々の生活でも使いやすい。それがRS-GとTS-Gの両モデル。また、多様化するライフスタイルや価値観の違いに応じて選択できる特徴の違いが2つのモデルには存在する。その違いとは、同ヒップポイントながらバックレストの形状を変えることでアイポイントのポジションを変えているという点です。アイポイントを変える方法も単純にバックレストの傾斜を変えるのではなく背中の落ち込みによって違いを生んでいます。サーキット走行のような目線を低く遠くに置くドライビングポジションには、背中の落ち込みを大きくしたTS-G。ラリー走行のようにステアリング操作のしやすいポジションには、背中をやや起こすようにしたRS-G。このいずれかを選択していただくことが可能です。また、実際にクルマに装着してみると同じRS-GまたはTS-Gであってもヒップポイントやアイポイントは変わってきます。クルマに装着した状態で好みのドライビングポジションになるのはどちらのモデルか、これがRS-GとTS-Gのいずれかを選択する大きな基準となります。
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